塗装チーム

Painting Sec.

As a paint professional, we bring your ship back to life beautifully.

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田熊造船の塗装理論

各船の塗装における意匠はユーザーごとに違うものです。現在の美しい船色を変えることなく忠実に再現していく。それが田熊造船の塗装理論です。長年使用する船舶は、年数を追うごとに劣化が進行し塗装前に下処理を施す時間が増えてきます。田熊造船では、塗装前調査のほかに竣工して何年経過しているのかも判断材料として検討し、時には様々なご提案を行うことも。

​愛着のある大切な船舶を、さらに長い期間美しく保ち続けるために。田熊造船の塗装チームは考えます。

塗装の流れ

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​船底高圧洗浄

船舶の上架が完了したら即座に船底の高圧洗浄工程に入ります。ここでは、船底に付着した海洋生物や汚れを60kgの超高圧水流で洗い流します。

 

​この工程で船底に付着するほとんどの汚れを取り除くことができます。 

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スクレープ作業

超高圧洗浄で取り除くことができなかったカキやフジツボ等の付着物を丁寧に手作業でスクレープします。

 

​この工程では付着物並びにはがれかけた塗装被膜も一緒に剥離していきます。 

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下地処理工程

上架したての船舶の塗装表面はぼこぼこです。大まかな剥離塗装や汚れを取り除いたら、サンダーで船体表面を磨き、滑らかな状態となるよう時間をかけて処理していきます。

 

​船主様によってはこの工程をサンドブラストに置き換えてオーダーする方もおられます。 

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本塗装開始

目視により下地処理ができたと認識できたらいよいよ本塗装が始まります。

 

上塗り(仕上げ塗装)をする前に、錆止めやジンクで下塗りを施したのち塗装の最終工程でもある上塗りに移行します。塗料の垂れやムラのない仕上がりを実現するために、塗装職人が丁寧に施工し、美しい仕上がりを実現します。また次のドックまでしっかり塗装被膜が残る提案も並行して行っています。 

ウォーターブラスト施工

船舶の外板表面の錆や凹凸をなくし、本塗装後の美しい仕上がりを実感できる田熊造船のウォーターブラスト技術。定期的に施工する事で船体自体の劣化を最小限にとどめます。

乾式ブラストとは異なり、水と特殊なブラスト材を同時に噴射する事でサンドブラストの効果を保ちつつ施工時の有害な粉塵を抑えることが可能。

 

地球環境を守り人体被害をなくす事で JAPAN SDGs Action Platform における、持続可能な開発目標に貢献しています。

※モデルは竣工後35年の鋼船を使用。(竣工後1度もブラスト施工実績なし)
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​ブラスト施工前

ウォーターブラスト施工前。上架後高圧洗浄なし。(モデルの為)

​劣悪な船体表面で、塗装剥離が進行しています。

 

※本船はモデルであり廃船予定の船舶です
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施工直後

古く劣化した塗料も、船体に付着していた汚れもすべて剥ぎ取り、完全に地肌を出した状態。

​竣工後35年以上が経過していることと、整備までの期間が長すぎたことで劣化し船体にクレーターのようなダメージがあるものの、本来の鉄板の状態にリセットでき、光沢さえも感じられるように。

 

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ブラスト後塗装AC.jpg

​下塗り(錆止め)

ウォーターブラスト施工により地肌を出した船体に下塗りを施します。定着性も良くしっかりと船体を保護します。この後に塗装する船底塗料の定着性も、しっかりした相性のセットで施工します。

 

※下塗り材はユニプライムACを使用
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​放置試験

この写真は、施工完了後50時間が経過した段階の写真です。

 

ウォーターブラスト施工直後に、50%は放置、50%は下塗りをして放置実験をしています。通常はブラスト施工直後に汚れを洗い流し換装したら下塗り工程に入ります。

 

※ウォーターブラスト後に発生する錆は下塗りに影響しません。また塗料の定着性が低下しないことも報告されています。